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猫を飼う前に知っておきたい基本ポイント
猫との生活は、私たちに癒しと安らぎを与えてくれます。一方で、猫は繊細でストレスを感じやすい生き物。そのため、迎える前に「環境づくり」「費用」「飼い主としての心構え」など、しっかりと理解しておく必要があります。
京都市伏見区のひさだ動物病院では、これから猫を迎える方のご相談にも対応しています。猫が安心して暮らせる環境を整えるために、まずは正しい情報をチェックしておきましょう。
猫を飼うのに必要な費用とアイテム
猫の飼育には、初期費用と日常的なランニングコストが発生します。猫にかかる年間費用は平均約17万円とされています。初期費用としては以下のようなものがあります。
| トイレ・猫砂 | 約2,000円〜 |
|---|---|
| 食器・給水器 | 約600円〜 |
| キャリーバッグ | 約3,000円〜 |
| ベッド・ケージ・おもちゃ | 約10,000円〜 |
| 去勢・避妊手術 | 約15,000円前後 |
ニャるほど!猫の一生にかかる費用は、飼育期間10〜15年と考えると数百万円単位になることも。事前にライフプランとして考えておきましょう。
飼い主としての覚悟と生活スタイルの変化
猫は約16歳前後まで生きる長寿の動物です。就職・転職・引っ越し・結婚など、人生の節目にも寄り添って一緒に生きていく存在です。途中で飼育を放棄しない覚悟、そしてどんなときでも優先して考えられる心構えが求められます。また、猫は完全室内飼いが基本です。外に出すと交通事故や感染症のリスクが高まり、ご近所トラブルの原因にもなります。住居がペット可かどうかの確認はもちろん、トイレ・遊び場・寝床の配置、猫が安心できるスペースの確保など、室内環境の準備は欠かせません。
健康管理とペット保険の必要性
猫は自分で体調を訴えることができないため、飼い主の観察力が健康維持のカギになります。猫がかかりやすい病気には、「慢性腎臓病」「膀胱炎」「胃腸炎」などがあり、特に排尿や排便の変化には注意が必要です。猫は公的な健康保険制度がないため、治療費は全額自己負担となります。万が一の高額治療に備えて、ペット保険に加入しておくと安心です。
ニャるほど!ペット保険は“いざというときの備え”。経済的な不安が減ることで、すぐに治療を受けさせてあげられます。
快適な室内環境を整えるためのポイント
猫が快適に過ごせるための室内環境作りには、以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。
トイレは静かな場所に
洗濯機や玄関など大きな音の出る場所は避けましょう。
上下運動ができる工夫を
キャットタワーや棚などで高さを活かした環境作りを心がけましょう。
温度と湿度の管理
室温は20〜28℃が目安。エアコン使用時は冷えすぎに注意しましょう。
危険物の管理
コード、観葉植物、壊れやすいものは猫の手の届かない場所で管理しましょう。
ニャるほど!抜け毛対策としては、定期的なブラッシングや、粘着テープタイプの掃除グッズの活用がおすすめです。
多頭飼いする場合の注意点
複数の猫を飼う場合は、それぞれの猫が自分の空間と物を持てるようにしましょう。
- トイレは「猫の数+1」が理想
- 食器・水皿は各自専用のものを用意
- 距離を保てる空間、隠れられる場所を確保(2m以上の距離が理想)
ニャるほど!猫同士のストレスを避けることで、家庭内でも平和に暮らせます。
種類別の性格と健康リスク
スコティッシュフォールド
折れた耳が特徴の猫種で、温和で人懐っこい性格が魅力です。立ち耳の個体も存在します。落ち着いた環境を好み、飼い主との距離も近くなりやすい傾向があります。ただし、骨軟骨異形成症などの遺伝性疾患が問題となりやすいため、飼育には理解と注意が必要です。
かかりやすい病気
- 骨軟骨異形成症
- 肥大型心筋症
アメリカンショートヘア
がっしりした体格で、穏やかで人懐っこい性格を持ちます。初めて猫を飼う方にも飼いやすい猫種といえます。食欲が旺盛な個体が多く、肥満傾向に注意が必要です。運動と食事管理をバランスよく行いましょう。
かかりやすい病気
- 肥大型心筋症
- 尿石症
マンチカン
短い足が特徴の猫で、活発で遊び好きな性格が多く見られます。高い運動能力も持ち合わせていますが、骨や関節にかかる負担が大きく、太らせないように注意が必要です。室内環境を安全に保ちましょう。
かかりやすい病気
- 骨軟骨異形成症
- 変形性関節症
- 猫伝染性腹膜炎(FIP)
ロシアンブルー
光沢のある美しいブルーの被毛とエレガントな姿が魅力の猫種です。慎重で物静か、人見知りしやすい一方で、慣れると非常に甘えん坊です。環境変化に敏感なため、静かで安定した暮らしを好みます。
かかりやすい病気
- 糖尿病
ラグドール
「ぬいぐるみ」のように抱っこを好む、温和で人懐っこい長毛種です。大柄で筋肉質な体型をしており、手入れと運動のバランスが重要です。遺伝性疾患の発症リスクがあるため、健康管理にも配慮が必要です。
かかりやすい病気
- 肥大型心筋症
- 多発性嚢胞腎
日本猫(和猫)
日本に古くからいる雑種猫の代表格で、体が丈夫で環境への順応力も高いです。独立心が強く、気まぐれな性格の子が多いため、適度な距離感での関係構築が求められます。肥満対策と尿路ケアが健康維持の鍵となります。
かかりやすい病気
- 慢性腎臓病
- 尿石症
- 膀胱炎
- 血栓症
メインクーン
世界最大級の猫種で、骨太な体格と長くてふさふさの被毛が特徴です。穏やかで社交的な性格を持ち、「穏やかな巨人」とも称されます。大型ゆえの関節や心臓への負担が大きいため、日頃の観察と定期検診が重要です。
かかりやすい病気
- 肥大型心筋症
- 多発性嚢胞腎
ニャるほど!猫の種類によって、体のつくりや性格、健康リスクまでさまざま。「かわいい」だけで選ばず、その子に合った環境とケアを考えることが大切です。
猫と幸せに暮らすために
猫は気まぐれなようでいて、とても繊細で、人との関係に深く影響される動物です。健康・環境・費用・生活スタイルなど、あらゆる面から準備を整えて迎え入れることで、猫との暮らしはかけがえのない時間になります。京都市伏見区のひさだ動物病院では、猫を迎える前のご相談から、健康診断・ワクチン・去勢避妊手術・病気のケアまで、猫と飼い主さんの暮らしをトータルでサポートしています。「初めてで不安」「準備を何から始めたらいいかわからない」そんな時は、お気軽にご相談ください。









