わんちゃんについて

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犬を飼う前に考えておきたいこと

犬との生活は、たくさんの癒しと喜びをもたらしてくれますが、それと同時に「命を預かる責任」が伴います。地域に根ざした動物病院として、京都市伏見区のひさだ動物病院では、犬を飼う前に知っておいてほしい大切なポイントをお伝えしています。「かわいいから」だけでは続かないのが、犬との暮らしです。最期のときまで愛情を注ぎ、責任を持って共に過ごす覚悟があるかどうか。それを見つめ直すところから、飼い主としての一歩が始まります。

命を迎えるということ

犬の平均寿命は約15年。毎日一緒に暮らすということは、5,000日以上の時間を共に過ごすということです。途中で飼育を放棄せず、病気のときも高齢期も、最後まで責任を持てるかどうか。「かわいい」だけでなく、「命を預かる」覚悟が必要です。

家族で話し合ってから迎えましょう

犬は家族の一員になります。誰がどのようなお世話を担当するのか、事前にしっかり話し合っておきましょう。散歩やごはん、しつけなど、日常のケアは継続が重要です。急に犬を連れて帰るのではなく、家族みんなが同意して迎えられる環境を整えることが大切です。

日々の生活には体力と時間が必要です

犬との生活は思っている以上に体力を使います。特に散歩は、毎日1〜2回。大型犬なら長時間になることもあります。飼い主の体調が悪くても、お世話は休めません。「毎日続けられるかどうか」を冷静に考えてから決断しましょう。

飼育にかかる費用の目安

「餌代だけ」と思われがちですが、犬の飼育には多くのコストがかかります。

初期費用の一例(小型犬)

  • 畜犬登録・ワクチン・健康診断:約6〜8万円
  • 必要用品(クレート、サークル、食器など)

年間の維持費目安

食事代 4〜7万円
トリミング・シャンプー 6〜12万円
医療費・ワクチン 1〜2万円
ペットシーツ・おやつなど 数万円

臨時費用も忘れずに

旅行時のペットホテル 約2万円
病気やけがの治療費 1回 約1万5,000円
ペット保険 年間6〜8万円

ワンPoint!犬の生涯費用は、小型犬でも500万円以上がかかるとされています。

もしもの備えに「ペット保険」

犬には人のような健康保険制度がないため、医療費はすべて自己負担です。高額な手術や入院が必要になることもあり、いざというときのためにペット保険への加入を検討するのも安心材料の一つです。

ワンPoint!医療費はすべて自己負担。ペット保険に入っておくことで、いざというときの経済的な不安をぐっと減らすことができます。

必要なアイテムと住環境の整備

犬を迎える前に、以下のような準備が必要です。

  • クレート(移動・避難用)
  • サークル(トイレや安全確保に)
  • 食器(フード用・水用)
  • トイレシーツ
  • 首輪・リード・おもちゃ・ケア用品

ワンPoint!家の中も安全に整えましょう。小さなものや人の食べ物、薬品類は犬の届かない場所に。キッチンやゴミ箱のエリアにはゲートを設けるなどの工夫も重要です。

しつけの基本を知っておこう

犬のしつけは迎えたその日から始まります。ルールを教える準備が整っていないと、犬も飼い主も戸惑いが生じます。しつけ本を読んだり、専門家に相談したりして、迎える前に学んでおくことが大切です。

デメリットも理解しておきましょう

犬との暮らしは素晴らしいものですが、以下のような負担もあります。

  • 毎日の掃除(毛、泥、よだれ)
  • 家具や壁の破損
  • 旅行や外出の制限
  • 自由時間が減る
  • 継続的な経済負担

ワンPoint!こうした現実から目を背けず、それでも「犬と生きていきたい」と思えたとき、犬を迎える準備が整ったといえるでしょう。

犬種別の性格と健康リスク

犬を迎えるにあたっては、犬種ごとの性格や体の特徴、かかりやすい病気について知っておくことが大切です。ここでは、よく飼育されている犬種について簡単にご紹介します。

トイ・プードル

賢く、陽気で活発。飼い主への忠誠心が強く、しつけがしやすい一方で、刺激不足やコミュニケーション不足で問題行動が出やすい傾向があります。シングルコートの被毛は抜けにくいですが、定期的なトリミングが必要です。

かかりやすい病気
  • 流涙症(涙やけになりやすい)
  • 骨折
  • 膝蓋骨脱臼(足の関節の構造上の弱さ)
  • 大腿骨頭壊死症
  • 白内障・進行性網膜萎縮症(遺伝性)

チワワ

小柄ながら活発で、自立心と忠誠心の強い犬種。抱っこより歩くことが好きな運動派でもあります。目が大きく乾きやすいため、目のケアが重要。甘やかしすぎず、適度な運動をさせましょう。

かかりやすい病気
  • 水頭症(脳内に液体がたまり圧迫)
  • 脳炎
  • 僧帽弁閉鎖不全症
  • 涙やけ、結膜炎
  • 気管虚脱(呼吸障害を起こすことも)

柴犬

日本原産で、忠誠心が高く、独立心の強い性格。番犬としての適性も高いが、頑固な一面もあります。子犬期から他の犬や人との接触を増やすことで、問題行動を予防できます。

かかりやすい病気
  • アトピー性皮膚炎
  • 緑内障
  • 痴呆
  • 突発性前庭疾患(高齢期のふらつき)

ダックスフンド

胴長短足の体型で好奇心旺盛、運動好きで粘り強い性格です。ソファや階段からの転落に注意しましょう。滑り止め対策や段差回避の工夫が必要です。

かかりやすい病気
  • 椎間板ヘルニア(胴長体型による負担)
  • 外耳炎(垂れ耳で湿気がこもりやすい)
  • 下痢(消化器系が敏感)
  • 免疫介在性疾患
  • 白内障・網膜萎縮症

フレンチ・ブルドッグ

短頭種特有の愛らしい顔立ちと、フレンドリーで明るい性格が特徴。家庭犬として人気です。呼吸器系の問題や皮膚トラブルが多いため、室温管理や皮膚ケアが不可欠です。

かかりやすい病気
  • 短頭種気道症候群(呼吸困難)
  • 熱中症(体温調整が苦手)
  • 皮膚疾患(膿皮症、アレルギーなど)
  • 脳炎

大型犬(ラブラドール・レトリーバー、ゴールデンなど)

穏やかで人懐っこく、家族に対して愛情深い正確の犬種が多いです。大型犬は、しっかりした飼育スペースと十分な運動も欠かせません。また、成長期の関節ケアと肥満防止が重要です。体格に応じた生活環境の整備を十分に行いましょう。

かかりやすい病気
  • 股関節形成不全・脱臼
  • 前十字靭帯断裂
  • 胃拡張・胃捻転(命に関わる緊急疾患)
  • 腫瘍性疾患

ワンPoint!犬種ごとの特性やリスクを知ることは、飼育を成功させる第一歩。「この子に合った暮らし方」を考えて、命を守る準備を整えましょう。

地域の動物病院としてサポートします

京都市伏見区のひさだ動物病院では、犬を迎える前のご相談から、しつけ・健康管理・緊急時の対応まで幅広くサポートしています。年中無休・救急対応なので、初めての方でも安心してご利用いただけます。犬との暮らしは、準備と覚悟があってこそ、幸せな時間になります。ご不安なことがあれば、ぜひ一度当院へご相談ください。

お電話075-572-4177