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手術前日
- 24時以降は絶食(ごはんを下げてください)
- 絶水は当日の朝はなしで結構です。来院までお水をあげて頂いて結構です
「手術は必要?」「麻酔が心配…」とお悩みではありませんか?去勢・避妊手術は、望まない妊娠を防ぐだけでなく、将来の病気予防や問題行動の軽減にもつながる大切な予防医療のひとつです。京都市伏見区のひさだ動物病院では、安全な麻酔管理と確かな技術で、健康な体にできるだけ負担をかけない手術を心がけています。安心してご相談いただけるよう、手術の流れやメリット・デメリットについても分かりやすくご説明します。
去勢・避妊手術には以下のような効果があります。
発情による交配を防ぐことで、不意の妊娠や望まない出産を避けることができます。
手術により、性ホルモンに関係する病気のリスクを大幅に軽減できます。
乳腺腫瘍の予防については、避妊手術のタイミングが重要です。古典的には生後6~8か月ごろが手術適期と言われています。
現在のところ獣医療で報告されている、避妊手術のタイミングと乳腺腫瘍の発生率との関係を示した表が下記になります。
乳腺腫瘍の発生率(避妊手術による)
| タイミング | 犬 | タイミング | 猫 |
|---|---|---|---|
| 初回発情前 | 0.05% | 6ヶ月齢以前 | 9% |
| 2回目発情前 | 8% | 7~12ヶ月齢 | 14% |
| 2回目発情以降 | 26% | 13~24ヶ月齢 | 89% |
※表は左右にスクロールして確認することができます。
しかしここ十数年の間に、犬の去勢・避妊手術のタイミングに対する考え方が変わってきています。アメリカなど大型犬が多い国では、1歳未満での去勢・避妊手術が、関節疾患や腫瘍リスクが上がることが問題となっています。下記の表は現在までに報告されている去勢・避妊手術のタイミングと関節疾患・腫瘍性疾患についての関連をまとめたものになります。
(参考文献: Bryan, 2007、 Hart, 2024)
| 去勢手術そのものに注意が必要な犬種 | シェルティ、ウエスティ、ビーグル | 手術により前立腺、 膀胱など尿路系腫瘍↑ |
|---|---|---|
| 去勢手術のタイミングが重要な犬種 | ・ビーグル、ミニチュア・プードル:1歳未満の手術により関節疾患(※1)↑ ・ボーダー・コリー:1歳未満の手術により腫瘍性疾患(※2)↑ ・ゴールデン・レトリーバー:1歳未満の手術により関節疾患(※1)↑、腫瘍疾患(※2)↑ |
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| 避妊手術そのものに注意が必要な犬種 | ゴールデン・レトリーバー | 手術により関節疾患(※1)↑、 腫瘍性疾患(※2)↑ |
| 避妊手術のタイミングが重要な犬種 | ・ラブラドール・レトリバー:6か月未満の手術により関節疾患(※1)↑ ・シー・ズー:2歳未満の手術により腫瘍性疾患(※2)↑ |
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※表は左右にスクロールして確認することができます。
※1)関節疾患:股関節形成不全、前十字靭帯断裂、肘関節形成不全が対象 ※2)腫瘍性疾患:リンパ腫、肥満細胞腫、血管肉腫、骨肉腫が対象
幸い、日本で多く飼育されている小型犬種は、去勢・避妊手術による影響は少ないと報告されているため、慣例的な6~8か月ごろの手術が推奨となります。しかし、日本でもよく見かける、ゴールデンレトリバー、ラブラドール、ビーグル、シー・ズーなどの犬種は、手術時期によっては、知らず知らずのうちに病気のリスクをあげている可能性があるため注意が必要です。
陰嚢の近くを切開し、精巣を摘出する手術です。全身麻酔下で行い、一般的には日帰りで可能です。
腹部を開腹して、卵巣または卵巣と子宮の両方を摘出する手術です。いずれも術後の合併症や予防効果に差はないとされております。こちらも全身麻酔が必要ですが、術後の回復が順調であれば当日帰宅が可能です。
ひさだ動物病院では、以下のような麻酔・疼痛管理を行っています。
基本的に、当院の不妊手術は当日の日帰り処置となりますが、ご希望であれば、数日お預かりの対応をさせて頂きます。お気軽にご相談ください。
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すべてのリスクを防ぐことはできませんが、その子に合った術前・術後の対応でリスクを最小限に抑えるよう努めています。
去勢・避妊手術は、大切な命とこれからの生活を守るための「予防医療」です。ひさだ動物病院では、動物たちへの負担をできるだけ少なくし、飼い主さまと一緒に安心して迎えられる手術を大切にしています。「いつ手術すればいいの?」「本当に必要?」と迷っている段階でも構いません。まずはお気軽にご相談ください。