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眼科診療について
「目が赤い」「涙が止まらない」「白く濁ってきた」こうした症状は、犬や猫の眼に何らかの異常が起きているサインかもしれません。京都市伏見区のひさだ動物病院では、専門的な眼科診療を行っており、早期診断と適切な治療を通じてペットの大切な視覚を守ることを目指しています。
よく見られる眼の病気と症状
ドライアイ（乾性角結膜炎）
涙の分泌量が不足することで、角膜や結膜が乾燥し炎症を引き起こす病気です。目をしょぼしょぼさせたり、目やにが増えたり、白目が充血するなどの症状が見られます。適切な点眼治療で潤いを補い、症状の悪化を防ぎます。
白内障
水晶体が白く濁り、視力が徐々に低下していく病気です。特に高齢の犬に多く、進行すると失明のリスクもあるため、早期の発見と治療が重要です。
緑内障
眼圧の上昇により視神経が圧迫され、視覚障害や失明を引き起こす可能性があります。目の痛みや充血、眼球が硬く感じられることもあり、点眼薬や外科的処置による眼圧管理が必要です。
角膜潰瘍
角膜に傷ができることで強い痛みや流涙が見られます。目を閉じたり、こすろうとしたりする行動が増えた場合は要注意です。放置すると視力低下につながるため、迅速な治療が必要です。
検査と治療の進め方
目の病気は一見すると軽い症状に見えても、早期の処置が回復の鍵となることが少なくありません。当院では以下の流れで診察を行っています。
問診・視診・観察
目の状態や経過、ご家庭での様子を詳しくお聞きします。片目か両目か、症状の出始めた時期なども重要な情報です。
内科的治療（点眼・内服）
ドライアイや初期の角膜潰瘍、緑内障などには、点眼薬・内服薬を使った治療が中心となります。薬剤は動物の性格や投薬のしやすさも考慮して選定します。
外科的処置
内科的な治療で改善が難しい場合や進行性の症状がある場合は、外科手術の選択肢をご案内します。また、より専門的な手術が必要な場合には、信頼できる連携先の専門施設をご紹介する体制も整えています。
眼科疾患の早期発見が大切な理由
「突然目が見えなくなった」「光に反応しない」「目をずっとこすっている」 こうした症状が現れたときには、角膜、網膜、視神経など多岐にわたる異常の可能性があります。目の病気は進行が早く、一刻を争うケースもあります。 そのため、軽度の異変でも早めの診察が重要です。また、定期的な眼科検診によって、初期段階での病気の発見・治療が可能となり、将来的な失明リスクの軽減にもつながります。
飼い主さまへのお願い
ペットは自ら「見えにくい」「まぶしい」と言葉で訴えることができません。日常の中で「目をよくこする」「眩しそうにする」「家具や壁にぶつかる」などの行動が見られたら、それは目の不調を知らせるサインかもしれません。
私たちが気づき、早く対応してあげることで、大切な視覚を守ることができます。目の異常に気づいたときは、迷わずご相談ください。
当院までご相談ください
眼の病気は、早期対応が視力の維持や回復につながるケースも多くあります。「たかが目やに」と思わず、小さなサインでも見逃さずにご来院いただくことで、動物たちの健やかな生活を支えることができます。京都市伏見区のひさだ動物病院では、眼科診療においても丁寧な説明と個別対応を重視し、必要に応じて専門医との連携も行いながら治療を進めてまいります。不安なことがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
