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整形外科（運動器）について
「最近歩き方がぎこちない」「ジャンプをしなくなった」「階段を登りたがらない」など、気になる症状はありませんか？それは、骨や関節、筋肉、神経などの“運動器”に異常があるサインかもしれません。整形外科では、骨折・脱臼・関節炎・脊椎疾患など、運動機能に関わるさまざまな病気やケガの診断・治療を行います。ひさだ動物病院では、前十字靭帯断裂、膝蓋骨脱臼、骨折、椎間板ヘルニアなどをはじめとした整形外科疾患の治療に対応し、動物たちが「痛みなく歩ける未来」を目指した医療を提供しています。
こんな症状、見逃していませんか？
以下のような症状は、骨・関節・筋肉・神経などの異常が原因となっている場合があります。
- 歩き方がぎこちない、足を引きずる
- 階段を嫌がる、登らなくなった
- ジャンプをしなくなった
- 散歩の距離や速度が落ちた
- 足を上げて歩く、関節に触れるのを嫌がる
- 元気がなく、寝ている時間が長い
主な整形外科疾患と関連症状
| 症状 | 考えられる主な疾患 |
|---|---|
| 足をあげて歩く | 骨折、肩関節・股関節・肘関節脱臼、関節炎、大腿骨頭壊死症（レッグ・ペルテス） |
| 足を引きずる | 椎間板ヘルニア、馬尾症候群、変性性脊髄症 |
| 歩き方がぎこちない | 股関節形成不全、膝蓋骨脱臼、脛骨形成不全、環椎軸椎亜脱臼、ウォブラー症候群 |
| ジャンプをしなくなった | 椎間板ヘルニア、膝蓋骨脱臼、大腿骨頭壊死症 |
| 階段を登らない | 椎間板ヘルニア、馬尾症候群、変性性脊髄症 |
| 首を痛がる | 脊髄空洞症、環椎軸椎亜脱臼、変形性脊椎症 |
| 痛みを訴えるが外傷がない | 関節炎、椎間板ヘルニア、神経疾患 |
診断の流れと検査内容
整形外科の診察では、問診・視診・触診から始まり、必要に応じて画像検査や特殊検査を行います。
問診
まずは、症状が出た時期やきっかけ、生活環境、過去の病歴などを詳しくお聞きします。犬種・猫種による傾向や年齢も踏まえ、診断の方向性を整理します。
視診・触診
歩き方や立ち方、関節の動きや痛がる場所を観察します。足の使い方や筋肉のバランスを見ることで、異常のある部位を特定します。
レントゲン検査
骨折や脱臼、骨の変形を確認する基本的な検査です。患部の状態や左右の違いなども評価します。
超音波検査
靱帯や関節の内部など、レントゲンでは見えにくい部分を調べます。痛みの原因をより詳しく確認する際に使用します。
CT・MRI検査
神経や複雑な関節構造の異常を調べるために行います。椎間板ヘルニアや脊椎疾患の診断に有効です。
関節液・免疫検査
関節の炎症や免疫異常が疑われる場合に実施します。病気の種類や原因を特定する手がかりになります。
手術以外のアプローチも選択肢に
整形外科の治療は必ずしも手術だけではありません。症状や進行度に応じて、内服薬・サプリメント・物理療法・運動制限・生活環境の調整など、総合的なアプローチをご提案します。また、難治性・特殊症例については、専門医との連携体制を活かし、必要に応じて紹介も対応いたします。
当院までご相談ください
運動器の異常は、放置することで慢性化し、回復が難しくなることもあります。「何となく元気がない」「動きが鈍くなった」といった小さな変化も、早期診察が未来の健康につながります。京都市伏見区のひさだ動物病院では、整形外科の診療にも力を入れ、動物たちが“自分の足で歩き続けられる日常”をサポートしています。気になる症状があれば、いつでもお気軽にご相談ください。
