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外科診療について
「手術」と聞くと、動物にも飼い主さまにも不安があるのは当然です。京都市伏見区のひさだ動物病院では、診断から手術、術後のケアまで一貫した外科診療を行っています。腫瘍やケガ、膀胱結石、誤飲による腸閉塞、会陰ヘルニアなど、日常的に遭遇する外科的疾患に対しては、適切な診断と治療方針の立案を行い、必要に応じて手術を実施しています。なお、より高度な外科処置や特殊設備が必要な場合には、専門医療機関との連携体制のもと、責任をもって紹介対応を行っております。
外科治療が必要になる主な疾患
腫瘍（良性・悪性）
しこりや腫れ、皮膚の変化などが見られる場合は、腫瘍の可能性があります。悪性の場合は転移や急速な進行もあるため、早期の検査と外科的切除が重要です。
膀胱結石
頻尿や血尿、排尿困難などの症状は、結石による尿路閉塞のサインかもしれません。状態により、膀胱切開などの外科手術が必要になるケースもあります。
腸閉塞・異物誤飲
おもちゃや布、紐などを飲み込むことで腸が詰まり、急を要する事態になることがあります。食欲不振や嘔吐、ぐったりした様子があれば、早めの診察をおすすめします。
ヘルニア（臍・鼠径・会陰など）
お腹まわりにふくらみができる場合は、ヘルニアの可能性があります。放置すると腸などの臓器が締め付けられ、緊急手術が必要になる場合があります。
膿瘍（感染による膿のたまり）
傷口や内部の細菌感染で膿がたまると、外科的な排膿と感染管理が必要になることがあります。炎症が進行すると全身状態に影響を与えるため、早期の対応が大切です。
当院の外科治療の基本姿勢
適切な診断と治療の選択
外科的な処置が必要かどうかを見極めるために、詳細な問診・身体検査・血液検査・画像検査（X線・超音波など）を行い、治療方針を立てます。手術の必要がある場合には、麻酔リスクや術後管理についても丁寧にご説明いたします。
無理のない診療体制
当院で対応できる症例については、安全性と回復力を重視した手術を行います。その一方で、より高度な技術や専門設備を要する手術については、信頼できる連携医療機関をご紹介し、動物にとって最善の医療を提供できるよう努めています。
術後のケアとご家庭でのサポート
手術後の入院管理に加え、退院後の生活についても丁寧にサポートいたします。食事の管理・服薬の方法・生活環境の注意点などをわかりやすくご説明し、ご自宅でのケアを安心して行えるようフォローします。
避妊・去勢手術について
避妊・去勢手術は、将来の病気の予防や性格の安定化につながる大切な処置です。当院では、事前の身体検査・麻酔説明を含めた丁寧なカウンセリングを行い、飼い主さまのご意向を大切にしながら、最も安心できるタイミングでの実施を提案いたします。
手術を受けるまでの流れ
- 診察・検査による状態の把握
- 必要に応じて手術のご提案とご説明
- 術前検査（血液・レントゲン・超音波など）
- 手術日のご予約（原則予約制）
- 絶食・絶水などの事前準備
- 手術当日の対応と術後管理のご説明
当院までご相談ください
外科的な処置は、動物にも飼い主さまにも大きな負担を伴います。だからこそ、当院では「いま本当に必要な治療なのか」「どうすれば動物にとってベストか」を丁寧に考え、説明し、ご家族と一緒に治療方針を決定します。手術が必要かどうか迷われている場合や、セカンドオピニオンをご希望の場合も、まずは京都市伏見区のひさだ動物病院まで、お気軽にご相談ください。動物の状態に応じて、適切な検査・処置、そして必要であれば専門施設のご紹介まで対応いたします。
